〈なぜだか分からないけど生きづらさを感じる人へ〉
子供のころを思い出してみてください。友達の家や親戚の家に泊まりに行って、「あーここはウチと違うなー・・」と思ったことはありませんか?
例えば歯磨きするタイミングとか、お風呂に入る家族の順番とか。バスタオルのサイズとか(笑)。
結構そのウチによって、習慣が違うことってありますよね。
今例に挙げた部分は、泊まった先の家族は、あなたという存在がいても気にせず表現できる部分なので「習慣が違うんだぁ」で終わります。
でも、家の習慣や家族のルールというものはあまり人前には出てこないものがあります。
何だかちょっと怖い話みたいだけど、その理由の一つは、それが常識だと思っているからわざわざ話題に出す必要が無いと思っている場合。もう一つは、家族の中のことは人に話すものじゃないと思っている場合があります。
人に話さない家の中の暗黙のルール
この後者「家族の中のことは人に話すものじゃないと思っている場合」が、大人になって家を離れた今でも、もしかしたら、あなたを縛る原因になっているかもしれません。
言葉にして確認したわけではないけれど、いつのまにか出来上がった『人に話さない家の中の暗黙のルール』は、多くの家庭に存在します。
では、『人に話さない家の中の暗黙のルール』、について例をあげてみます。
人に話さない家の中の暗黙のルールの例
- 父親、あるいは母親の機嫌がわるい時は「言ってはいけない言葉」や「やってはいけない行動」がある
- 自分の意見を自由に言えなくて、「親の考え」をあたかも「自分の考え」のように言わなくてはいけない。
- 「普通はこうだ」が優先され、多数派の意見が正しいことのように、そちら側にいることを求められる。
- 「あなたたちの為に自分を犠牲にしてやってきた」、「やりたいことは何もできなかった」などのネガティブな言動が、話し合いの交渉材料となる。
と、文字にするとだいぶ重たい内容になってしまうんですが、ここがすごく重要なところです。
先ほど挙げた、家の中のルール・習慣はわたしたちの中で常識としてすり込まれているので、簡単には他の考えを受け入れることができないようになっています。
- 機嫌がわるい人がいたら、怒らせないように機嫌をとらなくてはならない。
- 自分の考えは自由に発言してはいけない。
- 普通といわれるグループにいて、普通の人がやることしかやってはいけない。
- 自分のためにやってくれた人をがっかりさせてはいけない。
というような「家族の中の正しい考え」から抜け出せないのです。
これが、「なぜだか分からないけど生きづらさを感じる人」を縛っている常識の正体と言えます。
ここではっきりさせておきます。先ほどあげた、「家族の中の正しい考え」
機嫌がわるい人がいたら、怒らせないように機嫌をとらなくてはならない。
自分の考えは自由に発言してはいけない。
普通といわれるグループにいて、普通の人がやることしかやってはいけない
自分のためにやってくれた人をがっかりさせてはいけない。
は、すべて間違っています。
怒らせてもいいんです。
自分の考えを自由に発言してください。
普通じゃなくたっていいんです。
がっかりさせたっていいんです。
そのかわり、一つだけ条件があります。
すべて自分の責任で決断すること。自分の意志で行動し、自分の意志で伝えましょう。
ここまで聞いて、『自分も当てはまる』と思った方
今がその時ではないですか?
あなたを縛る『我が家の常識』から抜け出していい時ではないですか?
もっと自由に生きていいんです。
たとえ少数派でも、分かり合える人たちと、自分らしい行動で生きていいんです。
今回のテーマに関しては、ウェルビーイングな人生を送るうえで、すごく大切な部分なので、これからも関連記事をアップしていこうと思います。
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