前回からの続き
前回のブログで「カウンセリングを利用しない理由」の回答として一番多かった、心理的ハードル、「会社や周囲の目が気になる、自分を弱いとは思いたくない、自分に病名がつきそう」という不安や懸念を紹介しました。
今回は、その心理的ハードルに対してのわたしなりの考えを伝えようと思います。
◇会社や周囲の目が気になる・・
そのお気持ちはよく分かります。確かに、日本はまだまだ心の問題についての理解が遅れています。
「カウンセリングを受ける」ということが「恥ずかしいこと」のように偏見を持っている人も少なくないのが実情で、そういった人たちに知られることは望ましいとは言えませんね。
このハードルを下げるのはやはり、オンラインカウンセリングをご利用くださるのがいいと思います。オンラインカウンセリングであれば、ご自宅にいてカウンセリングやお悩み相談が可能ですので、周囲の目を気にせずにご利用いただけます。
また、当店[瞑-Tsumuri]に関して言えば、カウンセリング以外にもシンギングボウル音浴やヨガなど、全部で5つのメニューがありますので、お店に入るところを、お知り合いに見られたとしても、心理カウンセリングとは断定されませんので心配は不要です。
◇自分を弱いとは思いたくない・・
高熱が続けば病院に行って薬を出してもらい、骨折すればギプスを巻いてもらいます。これは弱い行いではないですよね。
生きていれば誰しも、体調を崩したり怪我をしたりします。
そして身体と同じように、心が前を向けない時だってあります。
弱いから前を向けないんじゃありません。誰だってあるんです。
自分の内面、心と向き合うことは勇気が必要なことです。
だから、あなたがもしカウンセリングを受けてみようと思ったのなら、決して弱い人なんかじゃありません。
カウンセリングを受けたからといって、ご自分を弱いなんて思う必要は全くありません。
◇自分に病名がつきそう・・
心理カウンセリングは精神科や心療内科とは違いますので、病名を診断することはありません。
お薬を処方することもありません。
「あなたはこのタイプ」と、こちらが一方的に分類することもないんです。
わたしの行うカウンセリングは、クライエントの心の内側にある琴線を一緒に探して、一緒に向き合うことで、前を向けるように支えることを目的としています。わたしたち人間に全く同じ存在がいないように、心の琴線は人それぞれ違います。
カウンセリングで大切なのは、カテゴリー分けではなく、お一人おひとりと真摯に向き合うことで、心の解放を行うことです。
最後に
いかがでしょうか。
現代を生きるわたしたちは、「カウンセリング・・」というよりも、「等身大の気持ちを誰かに話す」ということ自体が簡単ではないように思います。
わたし自身もその葛藤の中に身を置いてきた一人です。
だから思うんです、「わたしが安心して話せる場所になる」「心のうちを表現することのハードルを下げる」。
それがわたしの天命だと。
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