『 神さまに愛される生き方とは 』

「インドの魔術師」といわれたラマヌジャンという方がいます。
以前紹介した、「グッド・ウィル・ハンティング」の作中にも登場する実在した数学の天才です。
彼は極貧の家庭に生まれ、高校では全科目で成績が悪く、高等数学の正式な教育は受けていませんでした。しかし15歳のとき、受験用の数学公式集に出会ったことで数学に没頭するようになります。その後、32歳で亡くなるまでの間に、3,254個の公式を発見したといわれています。そこで興味深いのが、その公式に至るまでの経緯が全くの謎であり、彼自身、公式を証明することに関心を持っていなかったということです。

わたしはここで数学の難解な公式に挑みたいわけでも、彼の偉業を称えるような理解があるわけでもありません。言いたいのは、直感的に数学の公式がフワッと垣間見えるような、常識を超越した才能を与えられる人が確かにいて、きっとその人はその世界の神さまに愛されているだと思うんです。ラマヌジャンは数学の神さまに愛されていた。

もう少し身近に・・身近と言っては失礼かもしれませんが、日本にも神さまに愛されているであろう人がいます。野球の神さまにちょう愛された人、大谷翔平選手。
もちろん現在の活躍は大谷選手自身の努力のたまものだろうと思います。
それでも何だか彼を観ていると野球そのものに愛されているように思えてなりません。

そこで思うのは、神さまに愛される要諦は何かということ。ラマヌジャンの人間性を知るのは難しいですが、大谷翔平選手に関しては、その言動や周囲の人の言葉から推し量るとすれば、とにかく明るくて前向き。心の中は、逆境を楽しんでしまうくらいワクワクが溢れているように思えます。
わたしは野球に関して素人ですが、野球の神さまが特別扱いしたくなるのも納得してしまうような人柄を感じてしまいます。

NHKの「プロジェクトX」や雑誌の「致知」に登場する、偉業といえる大仕事を成した人たちの多くは、天啓や閃きのような、『神の領域に触れた』話を語っています。
そして、その領域を垣間見ることのできる人は、懸命な努力をひたすら続け、謙虚で前向きな態度で仕事に打ち込み、逆境をも楽しんでしまう、利他のこころを持っている人。とも語っています。

上述した方たちは、わたしにとって遥か遠い存在ではありますが、きっとそんな偉人たちも、先人の教えを心に刻んで一歩ずつ高みを目指したのだと思います。

わたしはまだまだこれから。自分自身の直感と前向きさ、それから先輩たちの教えを大切にして、一歩ずつ高みを目指していきます。

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