『言葉に宿る力は日々の姿勢から』

「プラセボ効果」ってご存じでしょうか?
これは、有効成分が含まれていない薬剤(偽薬)を、効果があると信じて服用することによって、症状の改善が見られることです。それとは逆に、薬や治療に対するネガティブな期待や不安が、実際に体調の悪化や副作用のような症状を引き起こす現象「ノセボ効果」と言われるものもあります。この2つの現象は医師への信頼や説明の受けかたによって結果が違ったものになるようです。
 つまり、『思い込み』の力によって人のからだは調子が良くなったり悪くなったりするということであり、その『思い込み』は伝えられた相手への信頼によって深度が変わってくるということのようです。


 「心配しなくて大丈夫だよ」
この人が言うと、不思議と本当に大丈夫に思えてくる。
そんな人って、たまにいますよね。
わたしはそういう存在になることを目標としています。人の言葉というものは、「何を言うか」以上に「誰が言うか」が、聞き手の受け取り方を左右するようにも思えます。

「大切なのは、小さなことにどれだけ大きな愛を込めるかです。」
この言葉、マザー・テレサが言うのとゴミをポイ捨てする人が言うのでは、まったく違った言葉に聞こえてしまいます。やはり、人のこころを動かし、感動を与えられる言葉を発信するには、日ごろの生きる姿勢が大切なのですね。


わたしは向かい合った人の信頼を獲得し、ポジティブな思い込みの力も味方にして、これから出会うたくさんの人たちが、穏やかに生きられるお手伝いをしていきたい。
マザーのように・・・とは言いませんが、少しでも信頼を得られるように、そして言葉に魂が宿るように、日々の生活を丁寧に生きていきたいと思うのです。

正直なことを言えば、わたしは人としてまだまだ未熟です。毎日が学びであって、反省や気付きの連続です。そんな日々を必死で生きています。
ですから、「お客様のお悩みや課題をすべて解決します。」と言えるほど、揺るぎない自分を確立しているわけではありません。セラピストが打ち明けていいことなのか分かりませんけど(笑)、それが偽らざる今のわたしです。

まだまだ学ぶべきことは多く、足りないツールやスキルもありますが、それらは必ず身に付けていきます。

今はただ、正直に誠実に懸命に『そのお悩みに寄り添います』と言わせてください。

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