あなたの『これから』があなたの『これまで』を決める。

わたしたちが目標を定め、その目標に向かって努力し、自分を信じて大事に臨むとき、人生というのはしばしば、逆境を押し付けてきます。
「努力しているのに、結果がついてこなかった」
「頑張りが評価に繋がらない」
「自分はダメなんじゃないか」
「不安で仕方がない」

このような思いを経験された方は多いのではないでしょうか。

これは進路の問題で苦難に直面した、教員を目指すわたしの息子に、三者面談で担任の先生がおっしゃっていた言葉です。

『早く結果に繋がるのが一番良いけれど、思うように物事が進まなくて、挫折して落ち込んで、その辛さや苦難は、それを経験した人にしかわからない。君はこれからそういう子どもたちと向き合い手を差し伸べていく人になる。君はその子たちの気持ちをわかってあげられるでしょ?君の人生にこの経験が必要だから、今があるんじゃないかな。』

息子は素晴らしい先生に恵まれたと、わたしは思いました。

以前投稿したブログ『あなただから』でも紹介しましたが“運動の苦手な子、勉強のできない子、ビリの子の悲しみが分かってやれる教師になろう”と決意し、いのちの教育の実践に生涯を捧げていった東井義雄先生のように。
息子には、自分の経験が財産となり、いつか別の誰かの励みになれるように、今ある過程を一歩ずつ踏み締めながら生きていってほしい。そして、わたし自身もそうでありたいと改めて思います。

最後に理論物理学者、佐治晴夫さんの言葉を紹介します。

あなたの『これから』があなたの『これまで』を決める

今までの自分のためにも、一緒に、今を生きましょう。

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