お客さまが教えてくれた事
瞑-Tsumuriをオープンして、改めて気付かせていただいたことがあります。それは、「わたしも与えられている!」ということ。お客様と接することで、わたし自身も元気やパワーをいただいているのです。お話しを伺っていると、みなさんご来店されるまでに何度も考え、迷いながら、勇気を振り絞って足を運んでくださっているという事がわかります。
お客さまの覚悟と勇気
不安な表情や疲れた面持ちで来店されたお客様が、初めて会う私に、心の内を明かしてくれることは、大変な勇気が必要なはずです。今の状況を抜け出すために、半信半疑な思いを抱きながら、思い切って予約ボタンを押していただいている。その覚悟をするために、どんな思いでホームページやInstagramを見てくださったのか、ここを選んでくれたのか。想いを巡らすほどに、胸が熱くなります。
前を向きたい眼差し
もう一つ気付かされたことは、ほとんどの方の眼差しは前を向いているという事です。心の中はネガティブな考えが巡っているはずなのですが、瞳からは『前を向きたい』という強い想いが伝わってきます。
悩みの中で自分自身の考え方や心持ちを変えたい、自分が変わらなければ…でも頭の中は嫌なこと、不安なことがどんどん押し寄せてきてしまう。
誰かここから救い出して…
味方になって…
今の自分が嫌だ…。
そんな葛藤を繰り返しながら、それでもたくさん頑張ってきた。
みなさん、そんな複雑な気持ちを抱えながら私のサロンを見つけ、勇気を出して来店して下さっっています。
セラピストとして忘れてはいけないこと
少しずつ肩の力が抜け、表情が柔らかくなり、最後には笑顔になってくださるお客さまを見ると、「本当にこの仕事を使命と思って突き進んでよかった!こんなにやりがいを感じる仕事は初めてだなぁ」と心からあたたかい気持ちになります。
訪れてくださった方の心を少しでも軽くして、笑顔になってほしいという思いで行っていますが、気付けば勇気をもらっているのは私の方であり、お客さまの笑顔が私のパワーの源となる事を心から実感させていただいています。
今後たくさんのお客さまと接するにあたり、10人いれば10通りのお悩みがあり、2つとして同じ対応がないと思っています。「絶対に解決します!」「改善できます!」と全ての方に言い切ることはできません。
それでも一つ、共通していることは、お客さまがこのサロンを選んでくださったという事実。そこには、お客さま自身の大きな勇気と必死な思いの行動が伴っているから在るということ。そのことを忘れることなく、今後も誠心誠意お客さまに対して丁寧に誠実に向き合っていきたいと、わたしは強く思っています。
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