わたしの寂しい思い出
特に一人目のお子さんを保育園や認定こども園に預けていらっしゃるお母さん。泣いているわが子を無理やり置いてくるのは辛く、申し訳ない気持ちでいっぱいになりますよね。母親であり保育士でもあった、わたしの経験が少しでもお役に立てばと思い、当時を振り返ってみました。
わが家の第一子、長男が生まれた当初は「3歳になったら幼稚園に入れて、わたしはパートタイムで働こう」そんなつもりでいました。しかし息子が一歳半のときにリーマンショックが我が家を襲い、旦那さんのお給料が激減してしまいます。長男は予期せずに、空いていた保育園に途中入園をさせていただくことになりました。
当時の長男は内気でママっ子で…

朝、泣きじゃくる息子を無理矢理ひっぺがして先生に預け、私は保育士として別の保育園へ出勤します。
勤務先で、今度は泣きじゃくる別のお宅の子をひっぺがしてあやす日々でした。(複雑w)
寂しがるわが子を置いてくる事へのうしろめたさや自責の思いは、息子が泣かなくなるまでの間、一年ほど続きました。保育園に預けて家族のために働くのは悪いことではないと、分かっているけれど、『ごめんね…🥲ママも頑張るから頑張ってね😢』と後ろ髪を引かれる思いで車に乗り、涙した日もありました。
保育士としての目線
でも、わたしは保育士として知っているんです。
子どもがママから離れて泣いているのは、長くとも5分くらいだということは。
保育士目線で見ればほとんどの子がそうでした(笑)
ママが見えなくなった途端、子どもは切り替える、すごい適応能力です。
もう一つ保育士目線で言えること。
わたしにとって、わたしが勤務する保育園の子どもたちは、関わりの深さやその時間の長さから、わが子のように可愛く思えてくるものでした。
これは多くの保育士さんが同じように感じていることだと思います。

子どもはたくさんのことを保育園で学んでくれます。
家族とは違った、他者との関わり合いもここで学んでいきます。
ですから、早くに保育園に預けることは可哀想なことではありません。
一緒に居られる時間にいっぱいスキンシップをして、想いを言葉にして伝えれば、それだけで十分です。
成長した長男
かつて内気で泣き虫だった長男も、「人たらし」といわれるくらいコミュニケーションが得意分野になり、春から大学生になります。一人暮らしを始めるので、一緒に暮らせるのもあと二ヶ月です。
思っていたよりもあっという間に子育ては区切りがついてしまうものです。本音を言えば、淋しいです。
いつまでも親子は親子、息子はいつまでも息子、ですが子育ての目標は『自立』だと思っています。
また後ろ髪引かれる思いで見送るんだろうな…
どこに行ったって息子の親衛隊長であることは変わりません。信頼して遠くで見守ります。
がんばれ!!息子よ!

ちなみに娘は3日で保育園に慣れていました。笑
子育てに不安や悩みを抱えているママたちが、少しでも心穏やかに過ごせるよう、これからも発信していこうと思います。
読んでくれてありがとうございました。
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